one-to-one onto

Dec 01, 24 冨岡正太郎

海は柔い泡の隘路に編む色を危うい雨にあたら失ううみはやわいあわのあいろにあむいろをあやういあめにあたらうしなう

天高き鷹は敵を集りて叩き熱の水辺に鼠の泥むてんたかきたかはかたきをたかりてたたきねつのみずべにねずみのなずむ

一向に閃く鰭ひらくピラルク昼に手のひら火照りて独りひたぶるにひらめくひれひらくぴらるくひるにてのひらほてりてひとり

詰んだわ詰んだzugzwang兵どもが段だら並んだ馬車から託つつんだわつんだつーくつわんくつわものどもがだんだらならんだばしゃからかこつ

靄の屋に弓なり尿放るやもめ闇夜を舫う夢をも詠めよもやのやにゆみなりゆまりまるやもめやみよをもやうゆめをもよめよ


one-to-one onto 海は柔い泡の隘路に編む色を危うい雨にあたら失う
天高き鷹は敵を集りて叩き熱の水辺に鼠の泥む
一向に閃く鰭ひらくピラルク昼に手のひら火照りて独り
詰んだわ詰んだzugzwang兵どもが段だら並んだ馬車から託つ
靄の屋に弓なり尿放るやもめ闇夜を舫う夢をも詠めよ

冨岡正太郎